Zoomは米国時間8月30日、開発者エコシステムへの投資先第1弾として、幅広い用途のソリューションを手がける10社余りの企業を選び、投資を完了したと発表した。
これは、4月に発表した1億ドル(約110億円)のベンチャーファンド「Zoom Apps Fund」による最初の投資であり、4カ月ほどで完了したという。
今回選ばれたアプリは、会議の生産性プラットフォーム「Docket」から、親密でパーソナライズされたビデオチャットを通じて各界のリーダーとファンをつなぐ「Bright」などのツールまでさまざまだ。
「Quicksave Interactive」は、新たなソーシャル市場に向けたHTML5ゲームおよびゲーム開発ツールを構築できるアプリ。「Pledge」は、個人や企業、非営利団体が、Zoom、ライブストリーム、テキスト、Eコマース、ウェブを通じて資金調達することを可能にする。「BrightHire」は、企業が求職候補者との面接に利用できる。
Docket以外のコラボレーションおよび生産性アプリには、録音および書き起こしアプリの「Fathom」、プロジェクト管理コラボレーションプラットフォームの「Hive」、フィードバックツールの「Polly」、リモート会議およびワークフロー支援プラットフォームの「Spinach」などが含まれる。
これらのアプリは「Zoom App Marketplace」で公開される。Zoomは現在も、Zoomアプリと連携可能なアプリの構築に関心のある他のプラットフォームや開発者を求めている。
「Zoom Apps(Zoom連携アプリ)」プログラムが正式に始まった7月21日の時点で50以上の連携アプリが存在し、今後さらに開発される予定だとZoomは述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。