東急レクリエーションは、シフト管理システム「らくしふ」を導入した。同システムを提供するクロスビットが8月4日に発表した。
らくしふは、「LINE」や「LINE WORKS」を通して提出されたシフトを自動で管理画面に反映し、人件費や適正人数に応じたモデルシフトを作成するクラウドサービス。シフトデータと勤怠データをつなげることで、シフトの予実管理を行うことができる。
今回、らくしふを導入した東急レクリエーションは、映画館「109シネマズ」を全国19店舗に展開している。各映画館にはチケット販売などの複数のセクションが存在し、大規模な映画館では全体で200人程度が在籍しているという。
同システムの導入前は、紙で回収したシフトを「Excel」に打ち込んで管理しており、シフトの転記や調整に時間がかかっていた。また、各事業所の人件費や労働時間を本部で把握することも容易ではなく、労働時間に対して適正値を超えている際の調整も難しい状況だったという。
そこで、効率的にシフトを管理できるらくしふを導入。導入後は、シフトの作成時間を月80時間削減することに成功し、顧客対応の時間を確保できるようになったという。ほかにも、事業所ごとの人件費や労働時間を一括で管理し、労働時間などの適正化に向けた具体的な指示を出せるようになった。
また、らくしふを活用することで、全てのセクションを見ることができるため、セクションを横断した勤務の調整を行い、より効率的な人員配置ができるようになったという。