Boxは、仮想のホワイトボードであり視覚的なコラボレーションツールの「Box Canvas」を提供開始した。無料および有料パーソナルプランのユーザーは同ツールを自動的に利用できるようになった。
Boxは年初にBox Canvasのパブリックベータ版をローンチして以来、ハイブリッドなチームがより質の高いブレインストーミングやアイデア出しのセッションを促進できるよう、追加のフォーマットツールや強固なコミュニケーションのオプション機能を実装した。
具体的には、自由なスタイルでの描画や文字入力による作業を可能にし、図形やコネクターなどを使うことで図表、ワイヤーフレーム、プロセスフロー図といったデータを容易かつ明瞭に表すことが可能となった。
また同僚や外部のコラボレーターを、無制限のBox Canvasに招待し、場所や時差に関わらず、リアルタイムまたは自身のペースで作業を行うことで、全員が最新情報を共有可能にする。用意されたテンプレートを使ってすぐに始めることができ、コラボレーターへの確認時には、リアルタイムで通知や@メンションで通知できる。
さらに付箋ノートやコメントを使った双方向のフィードバックや、絵文字を使ったアイデアの投票による合意形成が可能で、セキュリティに保護された視覚的なコラボレーションを実現しながら、複雑さを取り除き、コストを削減し、コンテンツの散在を解消する。
同社は、同ツールの具体的な利用方法として、さまざまな施策を検討するための対話型ワークショップを実施し、プロジェクト完了後には結果を保存、社内外のチームにフィードバックやネクストステップを共有することなどを挙げている。
また、Box Canvas上に用意されたテンプレートを使って、ペルソナの作成やその特定のユーザーに対する目標や課題、ニーズやツールについてチームでブレインストーミングをすることや、包括的なハンズオントレーニングやオンボーディングセッションの実施なども挙げられた。