AI自動翻訳プラットフォームが「Box」と連携--翻訳環境の安全性向上へ

NO BUDGET

2022-05-09 18:09

 八楽は、同社の人工知能(AI)自動翻訳プラットフォーム 「ヤラクゼン」が、Box Japanのコンテンツクラウド「Box」と連携したと発表した。八楽は、多言語AI翻訳を可能とする新サービス「ヤラクゼン for Box」の提供を開始している。

 ヤラクゼンは、AI翻訳から編集・共有、翻訳会社への発注までを行う翻訳プラットフォーム。誰でも直感的に使えるシンプルなインターフェースと、AIにより使うほどパーソナライズされる機械翻訳、強固なセキュリティが特徴だというている。

 ヤラクゼン for Boxは、煩雑なファイルアップロードやダウンロードの工程をなくし、安全な環境下で自動的にAI翻訳を実行する。Box内の指定フォルダにアップロードされたファイルは、定期的にAI翻訳が行われ、翻訳ファイルが自動生成される。生成された翻訳ファイルはそのまま共有できる。

 Boxを活用することで、ファイルを安全な環境のままAI自動翻訳を行うことが可能となり、社内用語や専門用語、よく使うフレーズも自動反映できる。翻訳エンジンは4種(DeepL、Google翻訳、Microsoft、NICT)から最適なものを選択可能。

 これまでの翻訳ツールの利用では、ファイルを安全な状態で管理していても、翻訳の際に無料翻訳ツールにアップロードすることで情報漏えいのリスクにさらされていた。またクラウドストレージからファイルを取り出して翻訳ツールにかけたり、得られた翻訳結果を再度クラウドにアップロードしたりする度に手間と時間がかかっていた。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

  2. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  3. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  4. セキュリティ

    「iPhone」の業務活用を促進!セキュリティ対策で必ず押さえておきたいポイントとは?

  5. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]