ソニーリーダー

用語の解説

ソニーリーダーとは

(Sony Reader)
ソニーリーダーとは、ソニーが米国および日本で販売している電子書籍リーダーの名称である。
ソニーリーダーは、2006年1月に米国ラスベガスで催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で発表された。 電子書籍を快適に閲覧することができる端末機として期待された。 縦横のサイズは17.6×12.4cmと、米国の一般的な書籍サイズ「ペーパーバック」よりも一回り小さい程度であり、厚さが約1.4センチと非常に薄い。 端末表面もフラットで、本を持ち歩く感覚と違わない優れた携帯性を実現した。 ディスプレイは6インチのマイクロカプセル型電気泳動ディスプレイである。 透明な液体の中で浮動する微粒子を電界負荷によって移動させ、それによって紙媒体に印刷された文書のように鮮明な文字表示を可能としている。 また、外光を反射する方式によって表示しているために、バックライトで照らしている方式と比べても消費電力量や画面のちらつきが少なく、どの角度でも、どんな外光の下でも、読み取ることが可能である。 そのため、実用感覚も相当程度に紙媒体に近づいているといえる。 マイクロカプセル型電気泳動ディスプレイは、表示を変えるときしか電力を消費しない。 いちど表示させたページは新たに電気的操作を加えない限り表示が保たれるので、ページの閲覧に必要とする電力は限りなく少なくて済むメリットがある。 1回の充電はおよそ7500ページを見ることができるとされる。 電子文書であることを活かして、200%までの拡大も自在に行なうことができるようになっている。 ソニーリーダーで閲覧することのできる書籍データは、パソコンを通じて「CONNECT store」と呼ばれるオンラインデータベースからダウンロードすることが可能であるという。 従来の規格ではデータの取得が簡単とはいえなかったが、初心者でも簡単に取得ができる。 対応データとして提供される電子書籍は、当初から数千タイトルが揃えられるといわれている。 ソニーリーダーにはメモリが内蔵されており、およそ80冊分の電子書籍を記憶しておくことができる。 またメモリースティックやSDメモリカードにも対応しており、80以上の書籍データを持ち歩くことも可能である。 日本では、かつて「LIBRIe」(リブリエ)の名称で同様の電子ブックを販売していたが、一度撤退している。 2010年に再び「Reader」の名称で、電子書籍ストア「Reader Store」と共に日本国内での提供を開始している。

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