兼松エレクトロニクス(KEL)とデルは2月15日、LogLogicが提供する統合ログ管理ソリューションのアーカイブストレージに「Dell EqualLogic」を採用したパッケージについて、共同で提供を開始すると発表した。
KELでは、各種デバイスのログデータを利用して効率的にシステム全体の運用、管理、監査を行うためのシステム提供を目的に、2008年4月よりLogLogicの統合ログ管理製品の販売を開始している。システムのインフラ管理やセキュリティ対策、日本版SOX法への対応やCSRへの取り組みといった経営課題に対する有効なITインフラソリューションやセキュリティソリューションのひとつとして、これまでに多数の納入、構築実績を持つという。
また、デルについては、Dell EqualLogicのほか、エンタープライズストレージである「Dell Power Vault」、x64サーバ「PowerEdge」等をベースとしたストレージ、サーバ製品に、KEL独自の仮想化技術を加えたITインフラソリューションと、製造、設計分野でのPLMソリューションにおけるワークステーションなどの分野で協業ビジネスを展開してきているという。
今回、ネットワーク上の様々なデバイスからログデータを収集、分析する「LogLogic LXファミリー」、ログデータのアーカイブプロセスを中央管理で安全に構築することができる「LogLogic ST2010」、統合ログ管理エンジンと1年分のログを保管可能な2テラバイトのオンボードストレージを搭載した「LogLogic MX2010」といった各種のログ管理アプライアンスに、デルのiSCSI対応仮想化ストレージである「Dell EqualLogic PSシリーズ」等を組み合わせたログ管理ソリューションを、KELとデルの両社協業による新たなビジネス領域として展開していくという。
両社共同でのソリューションの拡販およびサポートの提供を行うほか、今後はセミナーの共催をはじめとするマーケティング活動も協力して実施していくなど、パートナーシップのさらなる強化を図るとしている。