SAPジャパンは2010年、中堅中小企業(SME)向け事業を強化する。先頃開催された2010年の戦略発表会で、同社代表取締役社長のGarrett Ilg氏が述べた。
具体的には、SME領域専任の営業部門と内勤営業を増強するとともに、チャネル専任の営業部を設置する。また、PartnerEdge Programによるチャネルパートナー販売も強化する。製品面では中堅中小企業向けの製品「SAP BusinessObjects Edge」シリーズのリリースを予定。アジア地域では初となる月額制のライセンスモデルもリリースしたい考えだ。
そのほかにも、SAPジャパンでは2010年にSAP BusinessObjects Explorerに特化した営業部門をBUP事業本部に設置する。ビジネスインテリジェンス(BI)およびエンタープライズパフォーマンスマネジメント(EPM)専任の営業20人以上を業種別に展開する。
Ilg氏は2009年を振り返って、「どういった課題であってもそれに対応できるものを用意できた」と自信を見せる。2010年は準備した製品を展開する年となりそうだ。