独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は8月24日、SugarCRMが提供する顧客管理ソフトウェア「SugarCRM」にSQLインジェクションの脆弱性が存在すると発表した。
この脆弱性が悪用されると、SugarCRMの管理者権限が攻撃者に取得され、任意のSQL文が実行される可能性がある。これにより、SugarCRM上に登録されている個人情報が漏えいしたり、データが削除されたりする恐れがある。
脆弱性が存在するのは、SugarCRM Sugar Community/Professional/Enterprise Editions 5.2.0gおよびそれ以前、5.2.0kおよびそれ以前、5.2.0oおよびそれ以前のバージョン。SugarCRMはこの脆弱性を解消する最新版を公開しており、アップデートするよう呼びかけている。