デジタル教科書

 デジタル教科書とは、デジタル機器や情報端末向けの教材。教員が電子黒板などを使って児童生徒に提示して指導するための「指導者用デジタル教科書」と、児童生徒が個々の情報端末で学習するための「学習者用デジタル教科書」に大別される。いずれも、法令上は、文部科学省の検定を受けた「検定教科書」とは別の副教材に位置付けられる。


 指導者用デジタル教科書は、従来教員が黒板に板書していた内容を、電子黒板などにデジタル表示するためのコンテンツ。任意の箇所の拡大、文章の音声読み上げ、動画再生など、より授業を分かりやすくするための機能を備える。教科書発行者各社が、自社発行の教科書に準拠した指導者用デジタル教科書を提供しており、文部科学省の調査では、2014年3月時点で全国の小・中・高・特別支援学校の37.4%に整備されている。


 学習者用デジタル教科書は、児童生徒が、1人1台のPCやタブレット端末で学習するための教育コンテンツを指す。情報端末を導入する一部の学校で副教材として使用されている。現在、義務教育で使用する検定教科書のデジタル化は、障害のある児童生徒が教科書の代わりに使う「教科用特定図書」以外は行われていない。2015年5月に、文部科学省内に「デジタル教科書の位置付けに関する検討会議」が発足し、検定教科書のデジタル化に向けた検討が開始された。

関連記事

キーワードアクセスランキング

  •  Linuxとは、1991年にフィンランドのLinus Torvalds氏が開発した、UNIX互換のOSである。Linuxとはカーネル...(続きを読む)

  • アジャイル開発プロジェクト管理用語。イテレーションに似たスクラムベースのアジャイル開発方式(続きを読む)
  • ソフトウェアのソースコードを公開して、改良や再配布を認めるという思想。

    ソフトウェア開発元は一般的に、ソフトウェア...(続きを読む)
  • SDN
    「Software-Defined Networking」の略。ソフトウェアでネットワークの構成や機能などを定義しようとするコンセプトのこと...(続きを読む)
  • 従業員の私物デバイスを業務でも利用するトレンドを「BYOD(Bring Your Own Device)」という。リサーチ会社のIDCはBY...(続きを読む)
  • マルウェアの一種で、感染したコンピュータ上のファイルやデータの暗号化などによりユーザーのアクセスを制限するもの。その制限を解除するために、攻...(続きを読む)
  • 「人工知能」が何なのかについての明確な定義は存在しない。人工知能学会のウェブサイトでも、人工知能の定義そのものが「議論の余地がある」とされて...(続きを読む)
  • 「Bring Your Own Device」の略で、従業員の私物デバイスを業務で利用すること。業務で利用する携帯端末は会社から支給されるケ...(続きを読む)

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]