オープンソースソフトウェア企業Red Hatは米国時間3月25日、2019会計年度第4四半期決算(2月28日締め)を発表した。340億ドルでIBMに買収されることが発表されている同社の純利益は1億3900万ドル、希薄化後1株あたり利益は75セントだった。また、売上高は前年同期比14%増の8億7900万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は1.16ドルだった。
アナリストらは売上高を8億8390万ドル、1株あたり利益を1.01ドルと予想していた。
内訳に目を向けると、サブスクリプションの売上高はインフラ関連製品が5億4900万ドルとその多くを占めており、残りはアプリケーション開発関連のテクノロジとその他の新興テクノロジ製品で2億2500万ドルだった。なおRed Hatによると、アプリケーション開発関連のテクノロジとその他の新興テクノロジ製品の売上高は前年同期比30%増だったという。また、同四半期のトレーニングおよびサービスの売上高は前年同期比18%増の1億500万ドルだった。
Red Hatの最高経営責任者(CEO)Jim Whitehurst氏によると、500万ドルを超えるアクティブなサブスクリプションを有している顧客の総数は前年同期比33%増だったという。こうした成長の鍵は、「Ansible」や「OpenShift」の顧客増加にあり、その顧客数は同氏によると2019会計年度末時点でそれぞれ1300と1000になったという。
なおRed Hatは、IBMによる買収が完了していないため、今後の決算見通しを発表していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。