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レッドハット、KubernetesネイティブなIDE「CodeReady Workspaces」発表

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2019-02-06 11:36

 最近では、開発したプログラムをコンテナにパッケージングして、Kubernetesで管理することが多くなっている。しかしプログラマーにとっては、そのための重要な部品が1つ欠けていた。それは統合開発環境(IDE)だ。Red Hatは今回、その穴を埋める製品として、KubernetesネイティブなブラウザベースのIDE「Red Hat CodeReady Workspaces」を発表した。

 CodeReadyはオープンソースのIDE「Eclipse Che」をベースにしたもので、この製品にはCodenvyの買収によって獲得した機能も組み込まれているようだ。

 この新しいIDEは、Red Hatが提供しているDockerとKubernetesのプラットフォーム「Red Hat OpenShift」と「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)に最適化されている。同社によれば、CodeReady Workspacesは、Kubernetesクラスタ内で動作する初めてのIDEだ。Kubernetesとの連携が考慮されているIDEはほかにも存在するが(JetBrainsの「IntelliJ IDEA」にプラグインを導入した環境など)、CodeReadyはKubernetesネイティブなIDEとしては初めてのものとなるようだ。

 CodeReady Workspacesを使えば、OpenShift Kubernetesのポッドとコンテナの中で、コード、コードの依存関係、アーティファクトを管理できる。従来のIDEでは、Kubernetesを利用できるのはテストの最終段階とデプロイの場面だけだったかもしれないが、CodeReady Workspacesでは最初からOpenShiftで開発を行える。このため、開発プラットフォームから本番システムにアプリケーションを移行する際に直面する面倒な問題に対処する必要がない。

 もう一つのCodeReadyの利点は、KubernetesやOpenShiftの専門家でなくても利用できることだ。CodeReadyにはコンテナベースのアプリケーションのコーディング、ビルド、テスト、実行、デバッグを行うために必要なツールや依存関係を備えており、コンテナの専門家でなくても開発を行うことができる。

 また、CodeReadyには「Factory」と呼ばれる共有のための新たな機能もある。Factoryは、プロジェクトに必要なソースコードの場所、ランタイム、ツールの設定、コマンドを収めたテンプレートだ。Factoryを利用すれば、開発チームはKubernetesネイティブな開発環境をものの数分で用意することができる。チームメンバーは、ブラウザさえあれば、どんなデバイスからでも、どのOSでも、自分のワークスペースや共有ワークスペースで作業を行うことができ、その際にCodeReady以外のIDEを使用することもできる。ほかのプログラマーをCodeReadyのプロジェクトに招く際には、共有リンクを送るだけでいい。

 CodeReadyを使えば、次のようなことが可能になる。

  • パブリックリポジトリとプライベートリポジトリのどちらでも、好きなバージョン管理システムを利用できる。
  • ワークスペースのパーミッションとリソース設定を管理できる。
  • ソースコードをセキュリティを確保することが難しいノートPCやモバイルデバイスに残さないようにして、知的財産保護を強化することができる。
  • シングルサインオンの認証に「Lightweight Directory Access Protocol」(LDAP)または「Active Directory」(AD)を使用できる。

 OpenShiftのサブスクリプションを契約していれば、CodeReadyを無料で利用でき、Red Hat Developer Programに参加すればダウンロード可能だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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