HPが大規模サーバでRed Hat Enterprise Linuxのサポートを開始

日川佳三(編集部)

2005-04-05 17:02

 日本ヒューレット・パッカードは6月、同社が出荷する最大128CPU構成の大規模サーバ「HP Integrity Superdome」でLinuxのサポートを始める。レッドハットが4月中旬に出荷する「Red Hat Enterprise Linux 4」のサポートを始めるほか、レッドハット社内に日本ヒューレット・パッカード選任のサポート担当者を配備する。

 Linuxを正式にサポートすることで、ユーザーがSuperdome上で利用可能なOSは3種類に増える。同社のUnixであるHP-UX、MicrosostのWindows、Red Hat Enterprise Linuxである。1台のSuperdomeを物理/論理パーティショニングして複数台のサーバとして使い、3種類のOSを混在させる運用が可能になる。

 Superdomeが搭載するCPUは2種類ある。同社のRISCプロセッサであるPA-RISC「PA-8800」と、米Intelと同社(米Hewlett-Packard)が共同開発したPA-RISC互換・後継CPUの「Itanium 2」だ。PA-8800とItanium 2を1台の筐体に混在させることも可能である。チップセットなど多くの周辺部品がPA-RISCとItanium 2で共通のものを使う。

 製品戦術上は、次期版の「PA-8900」でPA-RISCの開発を中止し、以後はItanium 2に一本化する。同社のサーバは従来、ハイエンド向けにPA-RISCを搭載する「HP-9000」と、エントリ向けにItanium 2を搭載する「Integrity」という住み分けをしていた。今回Linuxサポートを表明した筐体のSuperdomeも、2000年当初はHP-9000 SuperdomeとしてPA-RISCとHP-UXに限定した機種だった。

 Itanium 2はRISCの置き換えを狙ったCPUだが、Itanium 2を市場に投入した当初はエントリ層などRISCよりも幅広い層を狙っていた。ところが、32ビットのx86系CPUとの互換性がなかったため、64ビット拡張版のXeonやAMD64がItanium 2の代わりにエントリ市場の主流となった。これにより、Itanium 2はハイエンド市場のRISCを置き換えるものとしての性格が一層強くなってきている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]