チェック・ポイント、108Mbpsの無線LAN対応などVPN/ファイアーウォール新製品

別井貴志(編集部) 2005年04月12日 22時41分

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 イスラエルに本拠をかまえるCheck Point Software Technologiesは4月11日(米国時間)、新たにアンチウイルス機能を搭載した中規模事業者向けの統合セキュリティゲートウェイソフトウェア製品「Check Point Express CI」(予定価格64万円から)と、最大108Mbpsの高速通信を実現した無線LANを備える企業向けVPN/ファイアーウォールアプライアンス「VPN-1 Edge W」(最小構成8ユーザーで同12万8000円から)を発表した。4〜5月にかけて日本法人のチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが順次出荷し、パートナーを通じて販売される。

 Check Point Express CIは、「ワームやウイルス、不正アクセスをはじめとするさまざまな脅威をすべて排除できる高レベルなセキュリティ機能を搭載していながら、それを簡単に導入し、管理・運用できるようにしてほしいという中規模企業の要望を満たした製品だ」(セキュリティ技術本部長の卯城大士氏)と言う。そのため、従来のCheck Point Express製品にあったVPN(IPsec、SSL VPN)やファイアーウォール、不正侵入防御(IPS)機能に加えて、米Computer Associatesのウイルススキャンエンジンを採用したアンチウイルス防御機能を搭載した。

「SmartCenter」で新しいアンチウイルス機能の設定などもすべて一元管理できる(クリックすると拡大します)

 この製品は、チェック・ポイントが提供するセキュリティOS「Check Point SecurePlatform」がインストールされたインテルやAMDのプラットフォーム上で動作するサーバにインストールして利用する。セキュリティゲートウェイを簡単に構築でき、ゲートウェイで電子メール(SMTP)やウェブ(HTTP)、FTPトラフィックのスキャンが可能だ。

 また、従来からある管理ツール「SmartCenter」により、新たに搭載されたアンチウイルスの設定も含めて、単一のコンソールからすべての機能や設定を一元管理できるので、運用面の負担も大きくはない。

 一方で、VPN-1 Edge Wは、同社の特許技術であるステートフル・インスペクション技術により、アプリケーションやプロトコル、サービスを正確に認識し、ネットワークトラフィックを検査するVPN/ファイアーウォールアプライアンス「VPN-1 Edge Appliance」シリーズの新製品だ。

最大108Mbps無線LAN対応のVPN/ファイアーウォールアプライアンス「VPN-1 Edge W」

 企業の支店や支社など各拠点向けの製品で、無線LANアクセスポイント機能を新たに搭載した。IEEE802.11b/gのほかにSuper Gにも対応したため最大108Mbpsの高速通信が可能で、eXtended Range対応無線LANカードを使えば屋内で最大300m、屋外で最大1Kmと広範囲をカバーできる。IPsecによる暗号化で無線アクセスを提供し、WPAやWPA-PSK、WEP、ESSIDの隠ぺい、MACアドレスのフィルタリングなど、無線LANで一般的なセキュリティにも対応する。

 また、ポートVLANやタグVLANに対応し、有線LANユーザーと無線LANユーザー、またはゲストユーザーと通常ユーザーをファイアーウォールで完全に分離できるので、セキュリティポリシーに応じたユーザー別のアクセス制限を行える。

 このほか、ADSLや光ファイバーなどインターネットへのアクセス回線を二重化しておき、障害発生時には片方の回線に切り替える機能もある。別途用意したモデムを接続しておけば、障害時にダイアルアップ接続を一時的にバックアップ回線として使うこともできる。

 有線インターフェイスは、4ポート10/100Mbps LANスイッチ、10/100Mbps WANスイッチ、10/100Mbps DMZ/WAN2ポート、シリアルポートを1つずつ備える。また、USB2.0ポートが2つあり、ネットワーク対応ディスクドライブやプリンタを共有して利用することもできる。

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