国内IT市場規模は2009年まで年平均2.4%成長--IDC Japan調査

エースラッシュ

2005-04-15 22:51

 インターナショナルデーターコーポレイションジャパン(IDC Japan)は、2004年第4四半期(10月〜12月)に調査した時点での、国内の産業別のITサービス市場規模の予測を4月14日に公開した。2004年以降成長を続けるIT市場は2009年まで年平均成長率2.4%で成長し、2009年には12兆6426億円に達する。

 2003年(1月〜12月)の国内IT市場規模は10兆9900億円で、2004年(1月〜12月)の市場予測値は前年比2.27%増となる11兆2430億円。成長率を年ごとにみると、2004年が2.27%、2005年が1.07%、2006年が2.11%、2007年が2.84%、2008年が3.10%、2009年が2.76%となる。

 2005年の成長率が鈍化していることについて同社は、景気回復局面が現在踊り場にあることに加え、ベンダー間の激しい競争によってIT製品やサービスの価格低下が続き、IT投資金額の急速な増加に反映されない点などを挙げる。

 製品分野別の国内IT投資動向は、ITサービス市場が安定成長期に入ったほか、アウトソーシングサービスも価格競争や契約規模の縮小傾向がみられる。パッケージソフト市場は、セキュリティソフトやアプリケーション・ライフサイクル管理、ストレージ・ソフトなどシステム・インフラストラクチャ関連ソフトが堅調。ハードウェア市場は低価格製品への需要シフトとベンダー競合による製品価格低下から、引き続き縮小傾向にあると予測する。

IDC Japan

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]