マイクロソフトとSAP、共同で新製品開発へ

Alorie Gilbert (CNET News.com) 2005年04月26日 20時07分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 SAPの関係者によると、MicrosoftとSAPは共同で、SAPのビジネス管理システムとMicrosoft Officeとを緊密に連携させるソフトウェアを開発し、そのマーケティングに乗り出すことになったという。

 両社はこの「Mendocino」(開発コード名)という共同の取り組みについて、現地時間26日にデンマークのコペンハーゲンで開かれるSAPのイベントで説明する予定。SAP広報担当のBill Wohlによると、両社は長年提携関係にあるものの、共同で新製品を開発するのはこのMendocinoプロジェクトが初めてとなるという。

 ビジネスソフトウェア業界はこのところ企業合併が進んでおり、また需要の伸び悩みが見られる。そのなかでSAPとMicrosoftの間柄は親密度を増してきている。両社は2004年、一時的ながら合併を検討したこともある。この事実は、OracleによるPeopleSoft買収をめぐる独禁法違反訴訟のなかで明らかにされた。

 MicrosoftはSAPを買収する代わりに、現在同社と協力しながら、新製品の開発に取り組んでいる。今回発表になった新プログラムが実現すれば、Officeユーザーは電子メールソフトのOutlookや表計算プログラムのExcel経由で、SAPのシステムにデータを入力できるようになる。両社は2005年後半にMendocinoを発表し、それぞれ販売を行うことになると、Wohlは説明している。

 新プログラムは、ユーザーが何度もデータを入力する手間を省き、企業のシステムを最新の状態に保つことになる。たとえば、ビジネスコンサルタントの場合、Outlookのカレンダー機能を使ってクライアントとの打ち合わせの予定を入力でき、その結果がSAPの予算/請求用プロジェクト管理アプリケーションに自動的に反映されるようになるという。

 なお、両社はこの製品の価格を明らかにしていない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
ビジネスアプリケーション

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

  • デジタル変革か?ゲームセットか?

    デジタルを駆使する破壊的なプレーヤーの出現、既存のビジネスモデルで競争力を持つ
    プレイヤーはデジタル活用による変革が迫られている。これを読めばデジタル変革の全体像がわかる!

  • ビジネスの継続的な成長を促す新たなITのビジョン

    多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化