キヤノンシステムソリューションズ(キヤノンSOL)は5月11日、24時間365日対応可能なITシステムの運用・管理サービスの提供を開始した。
すでに同社は、鉄鋼業における24時間365日対応の操作支援システム構築を実施している。今回のサービスはこのノウハウを統合して提供する。これまでは運用コンサルサービスメニューと、その設計・開発を行うシステムインテグレーションサービスメニューを提供していた。これに運用・保守サービスメニューを追加することで、システムのライフサイクルに応じたサービスをワンストップで提供できるようになる。ITIL(Information Technology Infrastructure Library)に準拠した形で、設計の段階から24時間365日を考慮した運用サービスを実現するわけだ。
運用・保守サービスはサービスデスクを皮切りに、その後インシデント管理や問題管理を行うサービスサポート、サービスレベル管理やキャパシティー管理を行うサービスデリバリーなどへ範囲の拡大を図る予定だという。さらに、システムのライフサイクルを一環した形で捉えたアウトソーシングサービスの展開計画も行っている。
同社は今年度の販売目標を5000万円とし、3年後には10億円に成長させたいとしている。