スペースタグは5月16日、オープンソース統合パッケージの新バージョン「SpaceTag Server 1.0.05」および、オープンソースのコンテンツ管理システム「XOOPS」を「SpaceTag Server」向けにカスタマイズした「XOOPS for SpaceTag Server」の提供を開始した。「SpaceTag Server」および「XOOPS for SpaceTag Server」は、同社の公式サイト「スペースタグオンライン」から無料でダウンロードが可能だ。
「SpaceTag Server」は、Apache/PostgreSQL/Tomcatをはじめとしたオープンソースの各種サーバソフト、PHP/Perl/Javaといった開発言語などを、Windows環境へ一括導入できるようにした統合パッケージだ。利用料は年間1万2800円で、各種ソフトウェアの差分パッチを簡単に適用できるようになる。
「XOOPS for SpaceTag Server」は、コンテンツ管理システム「XOOPS」の最新バージョン「2.0.9.2」をベースとしたディストリビューションだ。アイコンのダブルクリックだけで「SpaceTag Server」へ簡単にインストールできるほか、「SpaceTag Server」には「XOOPS」に必要なApache/MySQL/PHPを含んだサーバ環境が予め構築されているため、データベースやサイト権限者のID・パスワードの設定だけで「XOOPS」を運用することが可能になる。
同社によると「SpaceTag Server」の日本・韓国向けサービスは開始から現在に至るまで約5万本のダウンロード実績をあげており、英語と中国語にも順次対応していく予定。2006年3月までに世界中で100万本の配布を目標とし、全世界を相手にした新しいタイプの“オープンソース・サポートビジネス”を展開していくという。