NECソフトとエリアビイジャパンは5月23日、リモートアクセス環境構築ソフトウェア「SWANStor Server PRO EX」の販売を6月6日に開始すると発表した。税別価格は、1セット当たり79万8000円から。
SWANStorは、エリアビイが開発したSSL-VPN(仮想私設網)ソフトウェアで、安全性を維持しつつ、PCやPDA、携帯電話などの各種デバイスからリモートアクセスするための環境を構築できる。各アクセスデバイスへのソフトウェア導入は不要で、ファイアーウォールなどのセキュリティシステムの設定を変更する必要もない。
SWANStor Server PRO EXは、中小企業/大企業向けとして提供していた「SWANStor Server PRO」をベースに、企業規模に応じて導入するオプションを柔軟に選択できるようにした。従来製品がHTTP以外のプロトコルに対応する機能をオプション販売していたのに対し、SWANStor Server PRO EXは標準搭載した。
セキュリティ通信は、クライアントにJava Appletをダウンロードして実現する。また、携帯電話からのアクセス時にURLリスト表示を可能にするなど、携帯電話への対応を強化した。
両社は、今後2年間でシステムインテグレーションおよび保守を含め、約2億5000万円の売り上げを見込む。なお、6月8〜10日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されるNETWORLD+INTEROP2005に、SWANStor Server PRO EXを出展する。