日本IBMは6月1日、高さ3U大のラックマウント型IAサーバ「IBM server xSeries 460(以下、x460)」3モデルを発表した。出荷は6月20日を予定する。
x460は、64ビット拡張XeonプロセッサMP搭載サーバとしては業界で初の、CPUを32個まで拡張できる製品。単体では最大で4CPUに対応しており、同一モデルまたはMXEモジュールを最大7台導入することで、最大32Way/256GBメモリにまで拡張可能となる。64ビットのXeon MP対応であるため、64ビット環境に対応していないソフトを動かす場合には32ビット環境で作業を行い、必要に応じて64ビット環境に移行できる。
価格は従来製品の約半額に設定しつつ、処理能力は1.6倍に向上させた。同社が設計した独自チップセット「IBM XA-64e」を搭載しているためだという。本体構成ではホットスワップ対応部品を採用したほか、電源・ファン・HDDなどを二重化することで高可用性も実現した。
発表された3モデルは、税別のIBMダイレクト価格で「8872−1RJ」が198万円、「8872−2RJ」が248万円、「8872−3RJ」が378万円。MXEモジュール「8874−1RJ」が98万円。