住商エレクトロニクスは、米eEye Digital Securityと国内における総販売代理店契約を締結し、ネットワーク脆弱性検査スキャナ「RETINA」の販売を開始した。住商エレクトロニクスが6月3日に明らかにしたもの。今後、ネットワークセキュリティ診断サービス事業者、エンドユーザー向けに販売を行い、初年度に3億円、3年後に10億円の売り上げを見込む。
RETINAは、WindowsやLinux、SolarisなどUnix系OS、ネットワーク機器に対応した脆弱性スキャナ。独自の検査アルゴリズムを採用しており、ネットワークに負荷をかけることなく高速なスキャンが可能という。また、検査対象の機器を止めずに脆弱性を検出できる。
OSやサービスの脆弱性だけでなく、Microsoft Officeといったアプリケーションの検査も行える。無線ネットワーク向けの脆弱性検知機能も標準搭載している。
検査を実施する立場で設計しており、「直感的に操作できるGUIを実現した」(同社)とする。GUI、レポート、マニュアル、シグネチャは日本語化済み。