産総研がLinux用のネットワーク帯域制御ソフトをオープンソースとして公開

日川佳三(編集部) 2005年06月06日 17時03分

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 独立行政法人産業技術総合研究所は6月6日、Linux上で稼動するネットワーク帯域制御ソフト「PSPacer1.0」(Precise Software Pacer 1.0)をオープンソース(フリーソフトウェア)として公開した。ライセンスはGNU GPL(General Public License)。ダウンロード先URLは「http://www.gridmpi.org/」。

 PSPacerは、Linuxカーネルにネットワーク帯域制御機能を拡張するソフトである。Linuxのローダブルモジュール(動的リンクライブラリ)として実装してあり、導入に際してカーネルの再コンパイルは不要。PSPacerの稼動環境は、カーネル2.4以降とネットワーク機能をまとめたフレームワーク「iproute2」である。

 PSPacerの機能は、パケットの送信間隔を制御して、パケットを等間隔で送信する平滑化処理である。短時間に大量のパケットを送信してしまうバーストトラフィックを抑えるのが狙いである。

 パケットを等間隔で送信する方法は外部クロックタイマーを用いた割り込みではなく、送りたいパケットとパケットの間にゲートウェイとなるルータが廃棄するギャップパケットを故意に混ぜるというものだ。ギャップパケットのサイズと数を制御することで、パケットの送信間隔を制御する。

 ギャップパケットとして利用するのは、IEEE 802.3xで規定されたPAUSEフレームである。PAUSEフレームは対向するネットワーク機器に送信を一定時間停止するよう求めるものであり、ネットワーク機器の先に送られることがない。PSPacerはPAUSEフレーム内で指定する停止時間を0としているため、装置の送信は停止しない。

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