「未来のLotus Notesはこうなる」--IBMが開発の進捗をアピール

Matt Hines (CNET News.com) 2005年06月15日 13時13分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IBMのLotus部門は米国時間14日、将来の「Notes」ソフトウェアに組み込まれる予定の機能の一部を公開した。公開された機能には、異なるアプリケーション間での情報共有を実現するツールが多く含まれていた。

 Lotus部門は、コラボレーションパッケージである「Notes 7」を2005年の第3四半期以降にリリースする予定だ。だが、同部門は、Notes 7より後のバージョンに追加される予定の機能を既に公開している。開発コード名を「Hannover」と名付けられた将来のNotesは、Notes 7のリリースから12〜18カ月後にリリースされる予定だ。Hannoverは、電子メール、インスタントメッセージング、カレンダーなどのアプリケーションを備えたクライアントソフトウェアになる。

 Lotus部門の関係者によると、今回、Notesの計画を発表したのは、同製品の開発にIBMが消極的になっているという噂を払拭するためだという。Notesは、市場を独占するMicrosoftの生産性/コラボレーションソフトウェア「Office」と直接競合する。IBMは、Notesに対する需要は急増していると依然主張する。同社によると、Notesの売上は、Dominoサーバパッケージとともに、2004年第4四半期から2005年第1四半期にかけて17%上昇したという。同社は、Notesユーザーの数は現在、全世界で1億1800万に達していると述べる。

 Notes 7については、Lotus部門での作業の多くは、パッケージ全体の性能を制御する基本サーバソフトウェアの改良に割り当てられているとIBM Lotus Softwareでプロダクトマーケティングディレクターを務めるMike Loriaは述べる。また、Hannoverの開発については、Notesが備える複数のツールに保存した情報をユーザーが管理したり、共有したりする方法の簡素化に力が入れられている。Hannoverは米国時間14日の朝、ドイツで開かれたカンファレンスでIBMのゼネラルマネージャーAmbuj Goyalより発表された。

 Loriaは、「これは、まさに、アクティビティベースのコンピューティングの考え方そのものだ」と述べ、「電子メールの受信トレイで起きていることは、実際、ビジネスプロセスそのものだ。そして、われわれが作り出しているのは、ビジネスプロセスの保存/命名/統合をアプリケーション間で可能にする環境だ。フォーマットでなくアクティビティ自体に集中することで生産性を向上させることができる」と説明した。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
ビジネスアプリケーション

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算