フォーティネットジャパン(岡本吉光社長)は6月21日、「FortiGuardサブスクリプションサービス」を強化し、継続的な自動アップデートでリアルタイムプロテクションを提供する新しいサービス体系を発表した。
従来、「FortiGuardサブスクリプションサービス」では、顧客企業の包括的なネットワークセキュリティプラットフォームの構築支援に向け、「アンチウイルス」「不正侵入検知/防御(IDP)」「Webフィルタリング」「アンチスパム」の4つのセキュリティサービス機能を提供している。
今回、これら4つの機能に対して継続的な自動アップデートを行い、常に最新の状態を確保するため、(1)ASIC(特定用途向け集積回路)ベースのネットワークセキュリティプラットフォーム「FortiGate」、(2)アンチスパム対応の専用アプライアンス「FortiMail」―─の両システムをベースとした機能強化を実施する。これによって、ネットワーク管理者は、管理に時間をかけず、また重要な更新を見落とすことなく、最新のウイルス、ワーム、トロイの木馬、スパイウェア、および有害なトラフィックからネットワークを保護することが可能となる。
「FortiGate」システムは、アンチウイルス、ファイアウォール、VPN、侵入検知/防御、コンテンツフィルタリング、アンチスパム、帯域制御など幅広いセキュリティ機能を統合し、リアルタイムのセキュリティアプリケーションを提供する。
「FortiMail」システムは、FortiOSファームウェアを配備し、ウイルスとスパイウェアに対して保護対策を提供する「アンチウイルス検知機能」と「eメールのスキャン機能」を備えている。また、FortiGuardアンチスパム・サブスクリプションサービス、アクセスポリシーフィルタリング、コンテンツフィルタリング、ブラックリストとホワイトリストに基づいたグローバルフィルタリング、リアルタイムブラックホールリスト(RBL)、個々のユーザーが独自のプロファイルを作成できるユーザー単位のベイジアンフィルタリング、ヒューリスティック・フィルタリング、DoS攻撃への防御などに加えて、高度なスパム検知とフィルタリングを行う。