日本オラクルは6月23日、統合型アプリケーション製品の開発計画である「プロジェクト・フュージョン」を発表した。
このプロジェクトは、オラクル、ピープルソフト、JDエドワーズのアプリケーション製品をすべて融合させた次世代アーキテクチャのアプリケーション・スーパーセット「Fusion Applicatons Suite」を2008年までに完成させるという開発計画のことだ。2005年4月には流通業界の有力なアプリケーション企業であるリテック社を買収完了し、このプロジェクトを構成する「Oracle Applications」を充実させている。
今後の動きとして、ミドルウェア基盤層を再構成し、拡充する方針を打ち出している。2005年秋には、財務・会計上のデータ統合基盤となるデータ・ハブ製品「Oracle Financial Consolidation Hub」や、製品情報の統合基盤「Oracle Product Information Management Data Hub」をミドルウェア統合の重要コンポーネントとして出荷予定だ。