NECは6月29日、静止画や動画などの各種コンテンツを携帯電話の機種やサービスに合わせて変換するサーバソフトウェアシステム「マルチメディアメッセージングアダプテーションソリューション(MMAS)」の国内販売を開始したと発表した。
MMASは、静止画や動画、絵文字などのマルチメディアコンテンツを、ユーザーの使用する携帯電話の機種やサービスに合わせて変換する。これにより、第2世代(2G)携帯電話から第3世代(3G)のサービスを利用したり、3G携帯電話で2G携帯電話向けコミュニティに参加したりできるようになる。「通信事業者は、通信量の増加によるパケット収入の拡大や、3Gなど高付加価値サービスへの移行喚起が期待でき、異なる事業者間や国内外のサービス間のやりとりも可能となる」(同社)
現在、国内300機種以上、全世界550機種以上におよぶ携帯電話のプロファイル情報が登録されており、これら機種向けの変換が行える。
国内ではボーダフォンが同システムを最初に導入し、6月30日より提供する「画像自動変換機能」の拡張機能として運用を開始する。これにより今まで一部機種で受信できなかった「ムービー写メール」や他事業者携帯電話およびパソコンなどから送信された画像ファイル付メールを変換し受信できるようになる予定だ。