マイクロソフトは8月3日、開催中の技術者向けカンファレンス「Microsoft Tech・ED 2005 Yokohama」で、ダレン・ヒューストン社長らが「Get Ready For 2005!−マイクロソフトの次世代アプリケーションプラットフォーム戦略−」と題した基調講演を行った。
ダレン・ヒューストン社長が冒頭に登壇。「デジタル情報が爆発的に増えている」と、デジタルのデータ量が今後もますます拡大していくことを述べたうえで、IT業界について、「これからの10年は過去10年間以上に目覚ましい発展を遂げる」と語った。加えて、「ハードウェアは、デジタルの進化に対応できる。ソフトウェアはどうかというと、ハードウェアと同程度に対応していくのは、かなりの技術革新が必要となる。しかし、ソフトウェアの進化がデジタル社会の発展には重要なキーになることは間違いない。当社は、ソフトウェアサイドからこうしたデジタル化の発展に貢献していく」と強調した。
また、「大半の技術者は、『.net』を採用している」とアピール。「パートナー企業が開発しやすい環境を整えるため、今後も多額な投資を行っていく」方針を示した。さらに、ソフトウェアの統合開発環境「Microsoft Visual Studio 2005」をはじめ、データベースサーバー製品「Microsoft SQL Server 2005」や「Microsoft BizTalk Server 2006」の日本語版を11月17日に日本でリリースすることを発表した。
基調講演では、米マイクロソフトのS・ソマセガー・デバロッパー部門コーポレートバイスプレジデントも登場し、「Visual Studio」や「SQL Server」、「BizTalk Server」の優位性について語った。
なお、同カンファレンスは8月2日から5日までの4日間、横浜・みなとみらいにあるコンベンションセンター「パシフィコ横浜」で開催される。