ピー・シー・エー(PCA)とシーイーシー(CEC)は、企業向けのASP型ファイル管理/バックアップサービス「PCAセキュリティバックアップサービス」を9月15日より共同提供する。CECが提供するASP対応ファイル管理システムをベースに、業務データの保護やバックアップを行う。サービス開始は9月26日の予定。
このサービスは、ネットワーク経由でデータセンターにリアルタイムバックアップできる環境を提供する。データセンターとはSSLで暗号化して通信するので、データ転送時に情報が漏えいすることはない。また、クライアントPCにツールをインストールすると、データセンター上のフォルダがネットワークドライブとして扱えるので、Windowsエクスプローラからアクセス可能となる。そのため、バックアップ対象のアプリケーションを選ばない。
クライアントPCのバックアップを定期的に自動実行する機能も備える。ユーザーが操作を意識する必要はなく、クライアントPCのクラッシュに備えて情報資産を保護できる。データセンター上のファイルに対するURLを電子メールで送れば、電子メールにファイルを添付せずに文書などを他者に渡せる。ファイルには各種アクセス権、アクセス可能期間や回数などの制限をかけられるので、安全に情報共有が行える。
ASPサービスであるため、初期導入費用の削減、導入期間の短縮、運用および管理費用の軽減が可能だ。
税込み初期登録費用は1万500円。月額使用料は使用する記憶容量によって異なり3150円から。2006年3月末日まではキャンペーン価格2625円からで提供する。また、2005年10月より年額使用料を新たに設ける。両社では、初年度1000社への販売を目指す。