ソフトイーサ、「VPN 2.0」が住基カードの認証機能に対応--製品版は11月30日発売

ニューズフロント

2005-09-16 19:57

 ソフトイーサは9月16日、VPNシステム「VPN 2.0」(仮称)のリリース候補版(RC)1を9月30日に公開すると発表した。RC1では、新たに住民基本台帳カードと連携したユーザーの認証ができる。Windows版のほか、Linux、FreeBSD、Mac OS X向けのバージョンも提供する。

 VPN 2.0 RC1は、住民基本台帳カードと対応スマートカードリーダーによるユーザー認証が可能である。従来、スマートカードに含める電子証明書の運用には大きなコストがかかっていたが、住民基本台帳カードは一般的に安格で取得可能であるため、安価な対応スマートカードリーダーを購入するだけで、個人レベルでもPKI認証の利用が可能となる。

 製品版VPN 2.0は11月30日に発売する。販売および契約の窓口業務は、子会社のソフトイーサVPNが9月16日に開始した。ソフトイーサVPNは、SoftEther 1.0(CA 1.x)からVPN 2.0への移行やVPN 2.0早期導入、OEM提供などの相談にも対応する。製品の詳細は、ソフトイーサのウェブサイトに掲載してある。

 また、SoftEtherを開発し、VPN 2.0の開発責任者でもあるソフトイーサ代表取締役社長の登大遊氏は、9月15日付けでマイクロソフトからMost Valuable Professional(MVP)を受賞した。「技術力および過去1年間における活動などが評価された」(ソフトイーサ)。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]