Javaアプリケーション・サーバ大手の日本BEAシステムズは10月1日から、同社の全ソフトウェア製品に関して、デュアルコアCPU向けライセンス価格にシングルコアCPUと同じ価格を適用する。コアを2個搭載するCPUも単一コアのCPUもともに1CPUとして計算し、CPU数にライセンス課金する。
従来、同社のCPUライセンスは、デュアルコアCPUの場合はCPUあたり25%の割増価格を適用してきた。今回、ライセンス価格体系を改変した背景には、米Intelのサーバ向けメインストリームCPUのマルチコア化が進んでいるという状況がある。価格競争力を向上させるとともに、米Intel製CPUのマルチコア化への支持を表明するのが狙い。
同社のJavaVM(仮想マシン)であるJRockitは特に、米IntelのCPUに最適化して開発したJava実行環境である。ユーザーは、米Intel製のCPUを使う際、デュアルコアCPU環境で利用することで、価格あたりの性能を向上させられる。