日本IBMは11月14日、ユーザー中心の設計手法(UCD:User Centered Design)についてデモンストレーションやプレゼンテーションを行う研究開発施設「DCEイノベーションラボ」を、12月6日付けで新設すると発表した。
同社では、利用者にとって使いやすい製品やサービスを設計することを目的に、製品の開発全体に渡って利用者の声を反映するといったUCDの設計手法を体系化した。この手法で開発したハードおよびソフトは、2000年より提供している。
DCEイノベーションラボは、神奈川県大和市の大和事業所内に設ける。特に自動車、携帯電話、情報家電などのデジタル情報機器分野において、同社が考える次世代開発手法や、開発に必要なバックグラウンドの技術について、体感できるデモンストレーションやプレゼンテーションを提供する。「(同施設では)グラフィカルなデモンストレーションを体感するとともに、そのバックグラウンドに利用される最新の開発技術やソフトの機能と仕組みを理解することができる」(同社)