三菱電機、専用USBメモリ以外へのデータ書き込みを禁止する情報漏えい防止ソフト

ニューズフロント

2005-12-12 14:47

 三菱電機は12月12日、リムーバルメディアからの情報漏えいを防ぐソフト「認証付きファイル持出制御ソフトウェア MistyGuard 」の販売を12月13日に開始すると発表した。同ソフト専用USBメモリである「専用USBデバイス」を用いてほかのリムーバブルメディアへのデータ書き込みを禁止し、「USBメモリの利便性をいかしつつ、情報漏えいリスクを軽減する」(同社)。

 CRYPTOFILE LOCK for Mobileで利用する専用USBデバイスは、セキュリティ用キーとデータ記録用メモリの機能を一元化したUSBメモリ製品。同ソフトを導入したPCでは、専用USBデバイス以外のリムーバブルメディアへのデータ書き込みが実行できなくなる。そのため、ほかのメディアからの情報漏えいを未然に防げる。

 専用USBデバイス内のデータを読むには、パスワードを入力して認証する必要がある。データ読み取り出しにCRYPTOFILE LOCK for Mobileは必要ないので、通常のUSBメモリと同様に扱える。

 「情報漏洩防止ソリューションMistyGuardシリーズ」の他製品と組み合わせると、専用USBデバイス内に書き込むデータを暗号化するなど、より高度なセキュリティシステムへの拡張が可能である。

 対応OSは、Microsoft Windows 2000 Professional SP4以降/XP Professional SP1以降/XP Home Edition SP1以降となっている。CRYPTOFILE LOCK for Mobileの税込み価格は以下のとおり。専用USBデバイスの記憶容量は256Mバイトで、税込み価格は1万3125円。

  • 基本パック10ユーザーライセンス付:12万6000円
  • 追加ライセンス(10ユーザー):10万5000円
  • 追加ライセンス(100ユーザー):102万9000円
  • 追加ライセンス(500ユーザー):483万円
  • 追加ライセンス(1000ユーザー):807万4500円
  • 追加ライセンス(5000ユーザー):3225万8100円

 三菱電機では、MistyGuardシリーズの販売目標を年間30万ライセンスとする。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  5. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]