日本コンピュウェアは12月21日、日本版SOX法(Sarbanes-Oxley Act:企業改革法)に対応したIT業務向け内部統制ソリューションを2006年3月より販売すると発表した。
日本版SOX法は、財務報告の正しさを確証するために、業務活動を内部統制の実施によって確認することを上場企業に義務付ける法律。2008年3月に施行される見通しだ。
日本コンピュウェアは「上場企業における内部統制活動を効率的に実施するための支援策として、IT業務に特化した内部統制ソリューションを提供する」としている。日本コンピュウェアでは、自社開発をするユーザー企業および情報システム子会社、システムインテグレータ、ソフトベンダーを販売対象とする。
同ソリューションの主な内容は以下のとおり。
- IT業務管理ソリューション(業務処理統制):IT業務機能(営業、契約、プロジェクト、要求、運用)の最適化。ワークフローとドキュメント管理を利用した内部統制(業務統制)
- ソフト品質・運用ソリューション(全般統制):テスト作業におけるソフト品質の定量化と可視化運用業務における最適なサービスレベルの定義とサービス管理/保証
- ワークフローソリューション(業務処理統制):リスクコントロールマトリックス(RCM)対応の業務および承認フローの構築