米シーゲイト、米マックストアを買収、HDD製造の運営効率向上を目指し

WebBCN (BCN)

2005-12-22 11:54

 米シーゲイト(ウイリアム・ワトキンス社長兼CEO)は米国時間12月21日、米マックストア(チョン・サップ・パーク会長兼CEO)を株式交換により買収することで合意したと発表した。株式の交換比率は、マックストア株1株につきシーゲイト株0.37株の予定で、買収金額は、約19億ドルの見込み。

 社名は「シーゲイト」が存続し、シーゲイトの現行の経営陣は、引き続き現職を遂行する。マックストアのパーク会長兼CEOは、統合完了時にシーゲイト社の役員となる。

 統合後のシーゲイトとマックストアは、シーゲイトを基盤に、ドライブ製造の革新性を広げ、運営効率を最大化することで、相乗効果によるコスト削減をはかる。具体的には、統合完了後から1年で年間の運営費用を約3億ドル削減できる見込み。これにより、統合完了から1年後には、少なくとも現金ベースで1株当たり利益を10−20%増加させることができるとしている。

 統合は、株主および監督当局の承認を得られれば、06年下半期に完了する見通し。合意解除の場合は、マックストアに対して3億ドルの解約金の支払いが生じる。なお、統合完了までは、両社は別会社として機能する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  5. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]