Lockheed Martin Aeronautics、F-35統合攻撃戦闘機開発にIBMとダッソーのPLMソリューションを採用

CNET Japan Staff

2005-12-28 04:13

 米IBMとダッソー・システムズは12月20日、Lockheed Martin Aeronauticsが、米国および英国の第5世代高性能軍用機となるF-35統合攻撃戦闘機(JSF:Joint Strike Fighter)向けに、両社のPLMソリューションを導入したことを発表した。

 F-35 JSFは、米国、英国および両国の同盟国向けの第5世代マルチロール超音速ステルス航空機。AV-8Bハリアー、A-10、F-16、F/A-18ホーネット、および英国のハリアーGR7とシーハリアーに代わる次世代航空機として設計されている。

 Lockheed Martinは、このプロジェクトのプライムコントラクターに選ばれ、「CATIA V4」からV5への移行を可能な限り迅速に進めることを決定。製品開発にはCATIA V5を利用し、製造シミュレーションにもダッソー・システムズ製の「DELMIA」を活用する。これにより、同社の担当チームは、長期的なコストの削減と効率化を目指す。

 Lockheed Martinでは、2006年2月のCATIA V5の稼働を確実とすべく、主要関係者と共同で、導入スケジュール、トレーニングとITについての計画、関連するコスト、リスクとその緩和対策などを盛り込んだ移行計画を作成した。社内だけでなく、サプライヤーやパートナーともコラボレーティブに作業を進めていく計画だ。

 IBMとダッソー・システムズは、製品関連の機能に関する教育およびトレーニングを含めた導入サービスを提供し、このパーチャルな開発環境をサポートする。なお、同PLMソリューションは、IBM IntelliStation M-Proワークステーション上で実行される。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]