サン・マイクロシステムズは1月11日、企業のコンプライアンス(法令遵守)対応をシステム化するソフトウェア「Sun Java System Identity Auditor」を、同日より販売開始すると発表した。金融庁などが検討する、企業の内部統制強化関連の法規制(日本版SOX法)に向けるものという。
複数のシステムにわたる個人情報とアクセス権限情報を、あらかじめ設定した監査ポリシーに基づいて評価する。
誰がどのシステムになぜアクセス権を持っているか、業務プロセスやシステムごとの職務の分掌が徹底しているかなど、従来人手を介しての確認が必要だった作業を自動化。社内の個人情報/アクセス情報の管理基盤を統制、可視化することで、管理コストと事業リスクの低減を図れるという。
「Solaris」「Red Hat Linux」「AIX」「HP-UX」「Microsoft Windows 2000」「同2003」の各システム環境に対応する。従業員5000人、4システムの内部統制管理におけるライセンス価格は税別3775万円。同社の個人情報管理ソフトウェア「Sun Java System Identity Manager」からのアップグレードライセンスも設定する。