日立製作所(日立)は4月1日付けで、九州地域のグループ会社の営業、システムエンジニアリング(SE)部門を統合する。日立、日立システムアンドサービス(日立システム)、日立システム九州の3社が1月27日に明らかにしたもの。日立グループが進める、地域別の事業体制強化策の一貫という。
日立の九州地域における製造/流通分野の営業部門と、日立エイチ・ビー・エムの九州地域向け営業、SE部門を日立システム九州に統合する。
統合後、日立システム九州は九州地域での情報システムの営業、企画、構築、運用を一貫して行う。
日立システム九州は、2002年4月に日立システムの九州支社が分社化して設立。同年10月、日立の九州地域における金融、製造/流通分野のSE部門の移管を受け、現在170人体制で事業を行っている。
日立グループでは今回の部門統合により、営業員とエンジニアを合計約250人に増員し、九州地域で情報システム事業の競争力を強化。2007年3月末時点で売上高90億円を目指す。
また日立システム九州の資本構成も変更する。日立システムから日立への株式譲渡により、現在日立30%、日立システム70%である出資比率を、日立90%、日立システム10%に変更。日立が日立システム九州を子会社化する。