プスシステムインテグレーション(ALSI、大喜多晃社長)は1月31日、情報漏えい防止ソリューション「DocumentSecurity(ドキュメントセキュリティ)」の新バージョン「同V3.0J」を2月1日に発売すると発表した。シリーズ合計で初年度10億円を目指す。
「ドキュメントセキュリティ」は、管理者が設定したポリシーに基づいて企業内のドキュメントのアクセス制御を一元管理し、内部からの情報流出を防止することができる情報漏えい防止ソリューション。03年から販売している。これまで大手金融機関、大手化学メーカー、市役所など約14万ライセンスを販売した実績を持つ。
ユーザーは「従業員1000人以上の大企業が約7割占める」(杉本浩信・パッケージソリューション部セキュリティマーケティング課課長)という。情報漏えい対策は、大手企業では進んでいるものの、中小企業では対応が遅れていることから、ALSIでは、「同V3.0J」で中小企業の開拓に弾みをつけていく狙い。
「同V3.0J」では、特定通信ポートの遮断、特定サーバーへの接続遮断、外部デバイスの禁止などの緊急対応機能ほか、ログ機能の強化として不正持ち出しの発見やライフサイクル確認ができる。また、複数の部門にまたがって業務をするユーザーが所属する部門のポリシーに従って業務を行える「兼務者」の設定もできるようにした。
価格は、50クライアントで183万7500円から。発売から2か月間はキャンペーンを実施。キャンペーン期間中に申し込んだ、ユーザー規模1000未満のパートナーを対象に先着100パッケージを特別価格で提供する。