日本IBMは3月2日、ITサービス事業部門内にコンサルティングからシステム構築まで一元的に提供する「インフラストラクチャー・ソリューション事業部」の設置し、ITインフラ製品の強化および本格展開に取り組むと発表した。
強化するITインフラ製品は、「IT資源の最適化」「業務継続性の確保」「情報マネジメント」「ITサービスマネジメント」「ITセキュリティ」の5分野。新たに設立した事業部には、コンサルタントを始め5分野に精通した技術者、プロジェクトマネジャ、営業員などを集めており、コンサルティングからシステム構築まで、一元的かつ迅速に提供できる。
製品の提供に際しては、顧客とのセッションを通じて課題の明確化と対応策の策定に取り組む手法(CIR)や、各種のコンサルティング、ワークショップなどを適用していく。CIRにより、中期的なロードマップを2〜3週間で導き出すことができる。「これらの手法により、顧客は漠然とした課題に対し、個々のソリューションを調べて比較したり、組み合わせを検討したりする手間をかけず、迅速な対応が可能となる」(日本IBM)
日本IBMは、策定されたプランに基づき、仮想化技術、災害対策における遠隔技術、セキュリティフレームワークなど、自社の製品とサービスから最適な組み合わせを選定し、顧客の課題解決を支援するとしている。