Sun Microsystemsの政府機関向け販売を率いるClark Masters氏が退社する。ここ数週間でSunを後にするトップクラスの幹部は、これで3人目となる。
Sunのグローバル企業向け販売部門のトップで、Sun Microsystems Federalの社長のMasters氏が、Sunの会計年度が終わる6月末で退社する予定であることが、このほどCNET News.comが入手した社内通知で明らかになった。Sunの広報担当者Stephanie Von Allmen氏はMasters氏が退社する事実を認め、後任が企業向け販売担当のシニアバイスプレジデントDan Miller氏であることを明らかにした。
Masters氏はCNET News.comへの電子メールの中で、ゴルフと休暇を楽しむ以外に今後の「明確なプラン」は無いと語る。「待望の休みをとり、来年何をしたいかを考える」のだと言う。
Masters氏は、Sunのグローバル販売のトップを今週まで務めていたBob MacRitchie氏に直属していた。また、Sunのソフトウェア部門のトップだったJohn Loiacono氏は、ソフトウェアとグラフィックツールの大手Adobe Systemsに移っている。
Masters氏は1990年代にCrayからSunに入社。Sunが、後に「UE10000」と呼ばれるようになった64プロセッサのハイエンドUnixを獲得した時だ。新しく社長に就任したJonathan Schwartz氏がサーバ部門を再編し新しいマネージャーを任命した2004年までは、ハイエンドサーバ部門のエグゼクティブバイスプレジデントを務め、その2ヵ月後、Sun Microsystems Federalの社長に就任していた。
ここ数年でSunは大きく様変わりしており、現在は、主にx86プロセッサを使うローエンドサーバが同社の売り上げの4分の3を占めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ