EMCジャパンは3月23日、ローエンドIPストレージ装置「EMC Celerra NS350(NS350)」と、NASソフトの新機能「仮想プロビジョニング機能」を発表した。NS350は同日より発売を開始し、仮想プロビジョニング機能については4月に提供を開始する予定。
NS350は、記憶容量を10テラバイトまで拡張が可能なIPストレージ装置。NAS接続とiSCSI接続に対応し、1台でファイバチャネルとATAの両ハードディスクを利用できる。1台の構成から2台の構成にオンラインアップグレードすることも可能。EMC Celerraの上位システムへのアップグレードパスも用意してある。
ウェブベースの管理により、構成、管理、監視作業の複雑さを軽減する。EMCジャパンでは「競合他社のシステムよりも高い柔軟性と管理性を備え、他社の同じクラスのNAS製品と比べ、同等のパフォーマンスを10%低廉な価格で提供する」としている。税込み価格は420万円から。
仮想プロビジョニング機能は、IPストレージの容量割り当てを効率的に実施する機能。要求された記憶容量よりも小さな領域を物理的に割り当てつつ、要求容量まで論理的に拡大できる。これにより、ストレージ容量の過剰割り当てを減らし、大幅なコスト削減を実現するという。