日本電子計算(内池正名社長)は4月17日、証券業務システムなどを手がけ るトレ−ドワ−クス(浅見勝弘社長)と提携し、6月1日に施行される「上場株 券等の不公正取引を防止するための売買管理体制の整備」に対応した不公正取 引をリアルタイムに監視システム「RiskOut(リスクアウト)」を6月1日に開 始すると発表した。
システムを導入することで、証券会社が売買管理業務で自動抽出、審査分析 データを自動化できる。また、処理判断、管理業務の全面的なシステム化を行 える。システムは売買監視端末画面上で、常に売買取引を検索、管理すること が可能で売買管理業務作業の軽減や業務の効率化が見込めるという。
価格は導入する企業ごとで個別に見積もる。まずは日本電算の証券会社向け の基幹システム「SIGMA21」の利用企業を対象に販売、その後、ユーザー企業 以外の証券会社や証券業務を受託しているシステム会社へ拡販していく予定。