インテリシンクは5月26日、モバイル端末と社内システムを同期させるプラットフォーム「Intellisync Mobile Suite」で、ボーダフォンが今秋に発売予定の無線LAN対応ビジネス携帯電話機2モデルをサポートすると発表した。これによりボーダフォンの携帯電話機上から、社内のグループウェアやメーラーを利用可能にするという。
ボーダフォンの新型ビジネス携帯電話機は、フィンランドNokiaが欧州とアジアで販売する「Nokia E60」「Nokia E61」をベースにしており、いずれも無線LAN規格「IEEE802.11g/b」、QoS規格「IEEE802.11e」などに準拠する。社内ではIP内線電話、社外ではボーダフォンネットワークによる携帯電話を使い分けられる。
これら携帯電話機にIntellisync Mobile Suiteを組み合わせることで、社内システムとの各種データ同期を可能にするとともに、情報保護機能によりリモートアクセスの安全性を向上できるという。
なおNokiaは2月に米Intellisyncの買収を完了しており、両社は製品の連携機能強化を進めている。ボーダフォン向け端末のサポートも、こうした施策の一環とみられる。