サン、最新版アプリサーバ「Java System Application Server PE 9.0」を無償提供

ニューズフロント

2006-06-13 14:32

 サン・マイクロシステムズは6月13日、アプリケーションサーバの最新版「Sun Java System Application Server Platform Edition 9.0日本語版」の無償提供を開始した。アプリケーションの開発に使えるほか、無料で商用利用も可能。

 最新版は、サンが推進するオープンソース開発プロジェクトGlassfishの活動を通じて開発した。Javaアプリケーションプラットフォームの最新版である「Java Platform, Enterprise Edition(Java EE)5」に対応し、Java EE 5 SDKの一部としても無償提供している。日本語版とするにあたり、管理画面やオンラインヘルプ機能の日本語化など、日本語環境における使用感の向上を図った。

 Java EE 5仕様で求められている全技術を提供し、Enterprise JavaBeans(EJB)3.0やJavaServer Faces(JSF)1.2などに対応する。Java Web Services Developer Pack(WSDP)2.0との統合で「SOAの容易な実装を実現するほか、Java EE 5を補完し、SOAコンポーネントの開発、Webサービススタックの管理、フェデレーテッドアイデンティティ管理システムフレームワークを実現するための機能を提供する」(サン)。

 Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)1.4との互換性を備え、旧版からの移行の容易性を向上させた。また、WebLogicやWebSphere、JBOSSなど他社製品からの移行を支援するツールもダウンロード提供している。Apache DerbyベースのJava DBデータベースを同梱しており、開発、運用に利用できる。

 対応OSは、Solaris 10、9(SPARCおよびx86用)、Red Hat Enterprise Linux 4.0、3.0、Windows XP、2000、2003となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]