KDDIは6月21日、「KDDIパワードイーサネット」を海外に拡張し、L2スイッチによる日本で初めてのAny to Any型の国際広域イーサネットサービス「KDDIグローバル・パワードイーサネット」を、本年9月より導入すると発表した。これは、国際企業の広帯域通信とグローバル・イントラネットに対する需要拡大に応えるためのもの。
KDDIグローバル・パワードイーサネットは、Any to Any型の構成により複数の海外拠点間を結ぶイントラネットを経済的に構築できることが特徴。専用線クラスのセキュリティを確保でき、またL2スイッチを採用するためIP以外のプロトコルを使用でき、対応する機器も多くなっている。
まずは米国からサービスを開始し、年内には香港とシンガポール、年度内には中国、来年度には英国と韓国へと対応地域を拡大していく予定だ。なお、料金体系は帯域によって分けられており、1〜10M、10M超〜100M、100M超の3種類のメニューとなる。それぞれ1M単位や10M単位などで契約できるため、ビット単価では国際専用線やIP-VPNよりも低価格になるとしている。