カールは6月23日、ウェブシステム向けリッチクライアント開発言語の新版「Curl Ver4.1(日本語版)」の販売を8月1日に開始すると発表した。最新版では、自動機能テストツールとの連携を可能としたほか、GUI開発環境の機能拡張などを行った。
Curlは、ウェブシステム開発用のプログラミング言語。HTML、JavaScript、グラフィックツール、Java、C++などの機能を統合しており、クライアント側で処理の多くを実行するリッチクライアントを実現できる。
最新版では、マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンの自動機能テストツール「Mercury QuickTest Professional」との連携が可能となる。これにより、Curlアプリケーションの機能テストおよび回帰テストを自動化することで、テストの効率化と運用コストの削減が期待できる。
新たなGUI開発環境は、テンプレートとパレット上で表現できるオブジェクトが増え、ファイルデータベースとの接続が容易になるなど、「使いやすさが向上した」(カール)。また、最新版には、Curlランタイム「Surge RTE」の自動更新機能と各種汎用APIの追加も行った。
カールは、6月28日から30日に東京ビッグサイトで開催されるソフトウェア開発環境展(SODEC)において、Curl V4.1を発表する予定だ。