ITサポートがユーザーに教えておくべき基本十則 - (page 3)

文:Becky Roberts 翻訳校正:吉井美有

2006-08-29 10:00

#9:ウイルスやフィッシング、マルウェアなどの問題に対して保護策をとる

 企業リソースの保護はおしなべてIT担当者の責任領域だが、この種の保護が100%完全ということはないので、ユーザーにも警戒してもらうしかない。ユーザーに対して、脅威への対処とその対処をとらなかった場合の結果を教えておく必要がある。フィッシングの見分け方や、悪意のある電子メールがどのように正当な連絡先を詐称してくるかなど、ユーザーに具体的な情報を提供しておこう。また、知らない送信者からの電子メールや不明な添付ファイルを開かない、企業の電子メールアドレスをウェブサイトに入力しない、PC保護アプリケーションを停止させない、といったことも教えておかなければならない。さらに、ウイルス対策ソフトウェアを常に最新の状態に保っておく必要性も理解しておいてもらう必要がある。新たな脅威や組織内で検知されたウイルスの数に関するレポートを頻繁に発行すれば、セキュリティに対するユーザーの意識を高めるのに役立つだろう。

#10:ITサポート担当者は、チョコレートを十分に与えられた場合に最も効率的に仕事をこなす

 これについての説明は不要だろう。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]