アルプス システムインテグレーション(ALSI、大喜多晃社長)は、同社のWebフィルタリングソフト「InterSafe(インターセーフ)Standard Edition」が、NEC(矢野薫社長)のインターネット構築用アプライアンスサーバー「Express5800/インターネットアプライアンス InterSec」に対応したと発表した。同社では企業、官公庁、教育機関などへの導入拡大を目指す。
「InterSafe」は、35人の専任リサーチャーが毎日、目視確認して規制対象データベースを更新する精度が高い規制URLデータベースを使用することで、インターネットの有用性を損なわずに有害サイトを規制できるのが特徴。06年8月で約4900万サイトをデータベースに登録。うち7割が日本語サイトとなっている。
今回対応した「InterSafe Standard Edition」では、悪質なウェブサイトの増加を考慮し、業界初の1日3回以上のリアルタイムデータベース配信を実現した。データベースをダウンロードしている間も、フィルタリング設定を止めずに利用することができる。グループごとに管理者を設定し、ルール作成やログの確認を委任することが可能で、大きな組織内でグループの運用やISP、教育委員会や教育センターなどで利用できる。
NECの「インターネットアプライアンス lnterSec」は、ウェブ閲覧の高速化とWebサーバーのレスポンス向上に加え、運用や導入の簡略化、セキュリティ強化を実現したプロキシサーバー。今回、フィルタリング機能を搭載したことで、ウェブ経由でのウイルス感染やスパイウェアのダウンロード防止、フィッシングサイトやワンクリック詐欺サイトなどへのアクセス遮断が可能となり、安全にインターネットを利用できるようになった。