ボーランドは9月5日、Visual Studio 2005環境と連携可能な新しい要件管理ツール「Borland CaliberRM for Visual Studio Team System(VSTS)日本語版」と、UMLモデリングツールの最新版「Borland Together 2006 for Visual Studio(VS)日本語版」の販売を開始した。
両製品は、ソフト製品の計画、定義、設計、コーディング、テストという開発プロセスの全工程を対象とするアプリケーションライフサイクル管理ソフト。Visual Studio 2005を要件管理とUMLモデリングの分野で補完し、開発者の生産性向上を図る。
CaliberRM for VSTSは、開発プロジェクトにおける要件を一元管理するツールであり、Visual Studio 2005 Team System環境内で要件の収集、追跡、管理が行える。CaliberRM for VSTSを活用すると、開発チーム内の情報共有やコミュニケーションを促進できるという。
さらに、開発/運用段階で発生した変更対象要件と、それに関連する他要件への影響範囲を短時間で特定できるため、安全かつ効率的な変更管理が可能となる。1指名ユーザーライセンスの税込み価格は33万6000円から。9月6日に出荷を始める。
Together 2006 for VSは、オブジェクト指向技術の標準化組織Object Management Group(OMG)の最新仕様を実装したモデリングツール。.NETアプリケーション開発時の分析、設計、実装作業を支援する。
Visual Studio 2005 Professional Edition環境でUML 2.0モデリング開発が実行可能となり、C#やVisual Basic .NETコードとUMLモデル図をリアルタイムで同期できる。Java開発用モデリングツール「Borland Together 2006 for Eclipse」で設計した抽象モデルを、C#やVisual Basic .NETの実装モデルとしても使える。1指名ユーザーライセンスの税込み価格は18万9000円から。9月20日に出荷を始める。