人材派遣のデジタルスケープは9月21日、ウェブサイト構築を手がける子会社インターアクティブデザインが、ナレッジ(知識)マネジメント機能付きのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)基盤「I-GNS」を販売開始したと発表した。企業のプロジェクトにおける情報共有などの用途を見込む。
I-GNSは、オープンソースのSNS基盤「OpenPNE」をもとに、独自の知識管理ツールを追加した製品。同ツールを使い、SNSに書き込まれたコンテンツを収集し、知識として登録、公開できる。登録時には画像などのファイルを3つまで添付可能。登録コンテンツにはタグ付けによる分類を行える。またコミュニティごとに登録したコンテンツを表示する機能も備える。
一般ユーザーが管理ツールを利用できる「ナレッジポケット」と、運用責任者だけがツールを利用可能な「ナレッジキャッチャー」の2種類を用意する。
推奨環境はOSがLinux、ウェブサーバがApache 1.3./2.0.以上、実行環境はPHP 5.1.5、4.0/4.1以上、データベースはMySQL 4.0/4.1 以上 5.0。携帯電話からの投稿を許可する場合は、メールサーバとしてPostfix 2.1.が必要となる。
価格は「ナレッジポケット」が110万円、「ナレッジキャッチャー」が60万円。それぞれ別途にアプリケーション保守費用を設定する。なお、専用サーバをインターアクティブデザインのデータセンターで運用する場合の費用は月額10万円。このほか要望に応じて共用サーバのレンタル、ASP提供なども行う。