そしてPhilipは次に、以下のような裏づけ証拠をすべて集めるべきである。
- 会社にいた人物とその時刻を特定できる入退館記録
- 自身のPCが使用されていた時刻に自分がどこにいたかを示す文書記録
IT担当者は誰に証拠を提出すべきか
これはおそらく、この件に関する読者の方々による議論において最も意見の分かれた点である。異なった5つの意見が議論されたが、必ずしも相互排他的なものではない。
- 上司と対峙する
- 証拠を人事部門に提出する
- 弁護士を雇う
- 警察を呼ぶ
- FBI(米国外においてはそれに相当する機関)に通報する
上記のアプローチのいずれが、犯罪者の投獄とIT担当者の雇用の平和的継続という望ましい結果をもたらすことになるのかは、以下の3つの要素に依存する。
- 告発者に対する会社の態度
- 児童ポルノであるという疑いのあるポルノの真贋
- 上司が有罪であるという証拠の強さ
会社が告発者を積極的にバックアップしてくれそうにない場合、IT担当者がとりうる最善の選択肢は、(彼がその職を失いたくない場合には)上司と直接話をし、IT担当者のPCを使わないよう説得することである。TechRepublicのメンバーであるGmarvinは、「まず上司と話をするべきだ。上司がネットで閲覧していたものを見たと告げ、自分のPCからアクセスされたくはないということを伝えるべきだ。さらに上司に対して、『わたしを陥れようとしているのですか?』と尋ねるべきだ。わたしなら尋ねる。上司が自分のPCではなくPhilipのPCを使った理由がほかにあるだろうか?ポルノが違法なものではなかったとしても、この一件はPhilipのキャリアを台無しにしてしまうだろう」という意見を寄せてくれた。